映画にみる人の壊れ方 - ファッション編

Taxi Driverは、マーチン・スコセッシ監督の名作で、荒廃したニューヨークの街を背景に、ベトナム戦争で壊れてしまったアメリカを、ロバート・デ・ニーロに擬人化します。

完璧主義の彼らは、その表現のごく細部までこだわり、たとえば、デ・ニーロが着ているものを見ているだけで、彼の心の崩壊がどのステージまで進んでいるかわかります。

まだ健全な頃、ベッツィのデートで着ていった、ソフトなコーデュロイジャケット。

ニューヨークが彼を蝕んでいくと、いつも着ているダンガリーシャツのきこなしがかわってきます。そして彼の髪の毛はどんどん短くなっていきます。

そして狂気が、彼を自己破壊にかりたてときの出で立ち。M65ジャケット、リー101のライダーズ、ルッチーセのカウボーイブーツ、そしてモヒカン刈り。いろんな意味で鳥肌ものです。

こういう映画は、何度見てもあきません。週末にみるために、さっそくiPadにダウンロードしました。

映画taxi-driverからキャプチャー


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